専務の書評その二十九 7月20日 「いま、マンションを買うのはやめなさい」

今回は、「いま、マンションを買うのはやめなさい」という本です。ちょうどリーマンショックが来る前の本ですから、その当時としては、正しかったのでしょうか。

著者の方の経験から、家を買うのはよくないということを書かれています。この方はバブルのときに住宅をお買いになり、その後何件か売買されている方でした。

思うに、不動産市場がなかなか活性化しないので、これからまたバブルがくるということは、恐らくないと思います。バブルのときのように、土地を買っておけばとりあえず儲かるということは、なかなか難しいと思います。

そういうことを考えず、ご自身のライフプランを見ながらであれば、家を買うことは、あながち悪いことではないと思いますが、いかがでしょうか。

家を買ったほうがよいとか買わないほうがよいという議論は永遠に続いていますが、どちらが必ず正しいということはないと思います。お金の問題もそうですし、家を買いということに対する感覚というのも、人それぞれですし、それぞれの人が幸せに過ごせればどちらでもよいのではないかと思ってしまいます。