専務の書評その二十八 7月8日 「マイホーム、買ったほうがトク!」
今回は、「マイホーム、買ったほうがトク!」という本です。本屋さんを見てみると、家を買うなという本はたくさんありますが、こういうタイトルの本は珍しいですね。
どちらかというと家を買うことに否定的な本の方が多いです。またタイトルも過激なものが多いような気がします。
当社のような家を扱う会社だと、今回のような本はありがたいですが、読んでみると、手放しで家を買いなさいという本ではありません。
いろいろとライフプランを見ながら、家を買うほうが得になるケースがあるということが、書いてあります。読んでいて、気になったのが、サラリーマンの方が退職したあとは、持ち家の方が得になるというケースでした。住宅ローンの返済が終わっていれば、賃貸よりも持ち家の方が、家計の持ち出しが少なく、退職して収入がなくなれば、そちらの方が長生きするほど家計への負担が少ないというものでした。
家を買う際の資金計画も慎重で、頭金がたくさんあったほうがよいとか、割安の物件を探したほうが良いなど実践的なアドバイスもあります。
家を買うというイベントも大事ですが、人生は長いのですから、それを考えながらの資金計画も大事ということですね。当社でもお客様に頭金はなるべくご準備されたほうがよいとアドバイスはするようにしています。ただ、家の買い時というと難しいですね。相場の状況も大事ですが、家族が一番欲しい時期というのも大事だと思います。