家づくりの工程

ここでは、私たちの実際の建築現場の写真で、家づくりの工程や特徴をご説明していきます。
なかなか見られない工事の様子と合わせて、過程をご覧ください。


1.整 地2.地盤調査3.根切り4.地業5.配筋6.立上枠組~コンクリート打設7.ベタ基礎8.土台敷き・床束9.足場10.上棟11.剛床工法12.垂木・母屋・屋根13.パーティクルボード14.梁・柱・筋交い15.金物16.通し柱ハイブリッド工法17.断熱材18.石膏ボード19.防水シート・サイディング20.二次防水対策21.バルコニー換気・通気対策22.外壁通気工法23.設備施工24.外構

step.1
整 地

古家があれば、解体し、樹木があれば、除去していきます。段差が生じていた土地を平らにし、安定あるしっかりとした土地にします。

step.2
地盤調査

ダイワ住販では、すべての分譲住宅で地盤調査を行っています。

表面波探査法により、人工的に小さな振動を起こして、その振動の速さを各ポイントで測定することで、地盤の支持力や沈下特性を明らかにします。

その結果、改良が必要な場合は地盤改良をします。

step.3
根切り

基礎のかたちに合わせて、土を掘ります。設計に基づいた基礎工事の始まりです。

step.4
地 業

砕 石
根切されたところに、砕石を均等に敷き詰めていきます。

防湿シート
地面から湿気が上がらないように、防湿シートを敷き詰めていきます。

捨てコン
その後、外周部に捨てコン(捨てコンクリート)がされます。これにより、正確に基礎の位置を出すことができます。

step.5
配 筋

コンクリートの内部となる場所に、鉄筋を規則正しく組んでいきます。 床下点検のため、開口部を設けますが、開口部のところには、補強がされています。工事の始まりです。

また、鉄筋を錆びづらくするため、しっかりとコンクリート被りを保ち、鉄筋がずれないよう、均等を図るスペーサーが置かれています。

step.6
立上枠組~コンクリート打設

基礎の立上がりにコンクリートを流し込むための型枠を組み、コンクリートを打設します。 立上り幅は、15㎝と幅広くより丈夫にしています。(建築基準法上の最低限度は12㎝) ここからコンクリートがしっかりと固まるまで、十分な養生期間を置きます。

step.7
ベタ基礎

養生期間が終了すると、型枠を撤去し、ベタ基礎が出来上がります。
鉄筋コンクリートで建物の荷重を受け止め支えることで、衝撃を効果的に地盤に逃します。

また、地面からの湿気も防ぐことで、木造に優しく、シロアリの侵入も防ぎます。 立上りから飛び出ている金属の棒は、土台と基礎を緊結するアンカーボルトです。

step.8
土台敷き・床束

上棟前になると、大工さんが土台を敷いていきます。

基礎と土台の間には、基礎パッキンを挟み、湿気を逃がし、通気をします。そうすることで、建物の耐久性を向上させます。 黒い支えは〝床束“といい、1階の床を支えています。

土台が敷き終わると、床の断熱材が土台の間に入れられます。

step.9
足 場

仮の作業床や通路として使われます。大工さんやたくさんの職人のかたが、この場を使って作業を行います。安全に工事ができるように、とても重要なものです。

step.10
上 棟

いよいよ上棟です。

一日でお家の棟木(屋根の一番高いところ)まで上げていきます。

お家の大きな枠を作っていくような工事ですので、この日はたくさんの職人さんが集まり、みんなで作業をしていきます。

step.11
剛床工法

床下地合板は、24㎜の構造用合板を使用しています。床の構造を剛とすることで、地震や台風時に発生する水平力に対して強くなります。

上棟時に2階の合板も施工していきますが、そうすることで職人さんの万が一の落下の際などの安全にもつながります。この合板の上に、12㎜のフローリングが敷かれていきます。

step.12
垂木・母屋・屋根

屋根を支える構造体は、さまざまな名称に分けられますが、それらに屋根の荷重が分散されます。

軽い屋根は減震効果で地震時の揺れを軽減します。

屋根材にはスレート材を使用しています。瓦屋根の約1/2の軽量です。

step.13
パーティクルボード

構造用体力面材として、パーティクルボード「ノボパンSTPⅡ」でお家全体を囲っています。

構造用合板よりせん断性能が優れており、筋交いより面全体に力が分散するため、地震台風に強いお家になります。

step.14
梁・柱・筋交い

多くの梁で、床を支えています。

柱には1階から2階までつながっている通し柱もあります。

木造軸組工法(在来工法)では、主に柱や梁の軸組で支えていくため、設計の自由度が高く、その土地に合わせたお家を造っていけます。

全体のバランスを見て、耐力が足りない場合は、柱と柱の間に斜めに入れる筋交いで構造体の耐震性を強めます。

step.15
金 物

木造住宅とはいえ、各所に多くの金物を使用し、木造をより強固に結び付けていきます。
隅角部の圧縮などに対抗する「火打金物」

柱や梁などの接合部の引抜き力に対抗する「ホールダウン金物」

仕口(接合箇所)が外力で抜けないように防ぐ「羽子板ボルト」などがあります。

step.16
通し柱ハイブリッド工法

ダイワ住販では、通し柱ハイブリッド工法を採用しています。こちらは従来の軸組み工法による凹凸の凸部分です。

従来の軸組み工法は、柱に梁を架けるとき、凹凸を造りますが、凹部分は柱を削らなくてはなりません。こちらは従来の軸組み工法による凹凸の凹部分です。

それを解消する方法が、ハイブリッド工法です。こちらはハイブリッド工法の金具です。

ハイブリッド工法では、柱にスリットを入れ、この隙間に金物をピンで留めます。
こちらはハイブリッド工法のピンです。

そうすることにより、加工欠損を最小限に抑え、より建物性能を向上させます。こちらはハイブリッド工法の接合時です。

step.17
断熱材

すべての建物を省エネルギー性の仕様にしています。

それに準じて壁には高性能グラスウールの「アクリアネクスト」を使用しています。

step.18
石膏ボード

室内の壁には、石膏ボードが使用されます。ここまでくると、お家らしさが出てきます。

step.19
防水シート・サイディング

透湿防水シートは二次防水の役割を担っており、サイディング材の前に、構造体に貼られていきます。

湿気は通し、水は通さないシートです。

step.20
二次防水対策

換気口の開口部に、防水部材を使用して対策を施しています。

step.21
バルコニー換気・通気対策

笠木下換気部材を使用し、バルコニー笠木部で良好な通気を設けます。外壁通気層内の結露を防ぎます。

step.22
外壁通気工法

ダイワ住販では、外壁通気工法を採用しています。外壁材と構造体の間にわずかな隙間を設けて、空気が流れるようにします。

そのため、湿気を逃がし、万が一濡れても乾燥できるようになります。

step.23
設備施工

ユニットバス
設備は、それぞれ専門の職人さんが施工を行います。こちらの施工写真では、ユニットバスの組立を行っているところです。

クロス
クロス工事は、大工工事が終了すると直後に入る工事です。

システムキッチン
こちらは、キッチンとお揃いのカップボードを取り付けています。お揃いだと統一感が生まれ、人気のある商品です。

ハイブリッド給湯器
現場によっては、エネファームやエコキュート、ハイブリッド給湯器などを利用する場合もあります。大きな設備ですので、設計段階から配管なども含めたプランが立てられます。

照明器具
標準使用で照明器具まで取り付けます。LED照明を使用しています。(一部蛍光灯の場合もあります。)

洗面台・トイレ
洗面台とトイレが納品されているところです。これらを設置すると、建物の工事は大方終了となります。

step.24
外 構

それぞれのお家に合わせた外構は、建物を華やかに彩り、駐車スペースなど利便性も検討します。

外構の素材も様々なものがあります。こちらは天然石をアプローチに敷き詰め、豪華さを演出しています。

ダイワ住販では、緑も入れていきますので、四季を感じる邸宅に仕上がります。