専務の書評その二十六 5月31日 「すぐに役立つ18坪~50坪の住宅の間取り 300集」

今回は、「すぐに役立つ18坪~50坪の住宅の間取り 300集」という本です。18坪の小さめの家から、50坪までの大きめの家の間取りを集めたものです。雑誌に掲載されていたものをまとめたものだそうです。

当社が建てている物件も18坪くらいのものからありますが、大きくても30坪ちょっとくらいですので、30坪以上あると広いなという感じがします。

当社で、建売をしている関係上、土地もいっしょなので、あまり土地が大きすぎると、値段が高すぎて、販売するのも時間がかかってしまいますので、大体それくらいの大きさの家にまとまっていきます。

間取り集を見ていると、思ったより奇抜な間取りは少なかったです。もちろん、依頼者の要望を汲み取って設計をしていますが、ある程度一般的な間取りが多かったように思います。やはりそれが一番住みやすいということでしょうか。

テレビや雑誌などを見ていると、注文住宅で、たまにすごい間取りの家があったりしますが、その人にぴったりであれば、とてもよい家ということになります。

ただ、アメリカの住宅を見てみると、間取りというのは、ずっと変わっていないようです。100年前の家でも、今の家でもあまり違いがないそうで、それは、プランブックという間取り集の中から選んで、建てることが多いそうです。そうやって選択肢を狭めることによって、家を建築する際の効率が、日本の何倍もよいのだとある本には、ありました。

また家を処分するときも、ある程度一般的な間取りだと、流通しやすいのだともありました。

そういうことを考えると、この間取り集もそんなに奇抜なものがなかったので、よかったなと思いました。

 

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