専務の書評その十一 12月22日 階段がわかる本
よく当社の設計士と、間取りの話をしますが、階段がわかればまどりが分かるとよく言っています。この本は、そういう本です。
当社は建売住宅が中心です。限られた敷地に、お客様が満足して頂けるような間取りを入れないといけません。特にある程度の部屋と収納がないと魅力がなくなってしまいます。そうなると階段をどうするかという問題は必ず出てきます。
また1階の間取りを考えてから階段を配置してみると、逆に2階の部屋の間取りが取れなくなる場合もあります。平面だけではなく、立体的に考えないといけないので、階段を考えるというのは大事です。
こちらの本は、階段の考え方を丁寧に教えてくれるので、よいのですが、どちらかというと専門化向けです。
紹介されている例も、スキップフロアとか、大胆な間取り(建売住宅をやっている当社としてはですが)です。
スキップフロアや螺旋階段は、よくテレビでも建築家の方が作った家ではよく出てきます。特に狭小住宅では、多いですね。吹抜けや空間全体のつながりは、見ていてもなるほどと思うシーンもあります。
ただ、建売住宅としてやるかというとちょっと難しいです。というのは、建売住宅というのは、なるべく多くのお客様に振り向いて頂けるような間取り作らないといけないので、個性が強いというのは、お客様の層を狭めかねないからです。(逆に言えば、ご売却される場合でも、多少はご売却しやすい家になるのではないかと思っています)
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