専務の書評その五十四 6月2日 図解入門よくわかる最新断熱・気密の基本と仕組み
今回は「図解入門よくわかる最新断熱・気密の基本と仕組み」です。これは、家を買いたい人というよりも、工事にかかわる人向けの本です。
断熱に関することが、基本的なことから、いろいろと書いてあります。
断熱については、家の省エネ部分で重要な位置を占めています。今の国の政策は、省エネに重きを置いているので、今後ますます重視されてくると思います。省エネの等級というものがありますが、これも変更になるそうですし、省エネの考え方もいろいろとあって、いまは黎明期という感じでしょうか。
ただ、住宅の断熱の基本的や施工方法などは、そう極端に変わるわけではないのですし、断熱のことを、丁寧に説明している本もそう多くはないので、よい本ではないでしょうか。
話によると、CO2削減を国際公約にしているので、それを達成する手段の一つとして、家の断熱性能という話が出てきているそうです。いまは新築だけではなく、中古住宅でも断熱リフォームに補助金をつけるとか、すごい一生懸命やっているなと感じます。
よく日本の家は、北欧やドイツに比べて断熱性能が低いということがよく言われますが、日本は、暑い地域から寒い地域まで気候の差が激しい国なので、そう一概にはいかないのでしょうか。断熱性能を比較する際には、どうしても寒い国との比較になってしまいますが、暑い国の話は出てきません。
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