専務の書評その四十一 2月8日 自分たちでマンションを建ててみた。

今回は、「自分たちでマンションを建ててみた。―下北沢コーポラティブハウス物語」という本です。

マンションというのは、普通は、デベロッパーが土地を仕入れて、自分たちの思う(もちろんお客さんが喜んで買ってもらえる)ようにに建てて、それをお客さんに販売するという形です。

ですので、お客さんが自分たちで、中身をどうするのかどうかというのは、あまり選べないというのが現状です。

そこで、コーポラティブハウスというものがあり、それは、簡単に言うと、予め欲しい人を集めて組合を作り、そこで土地を買って、自分たちの好きなように建てるというものです。

一戸建の場合ですと、デベロッパー方式が、いわゆる建売住宅ということになるでしょうし、コーポラティブハウスというのは、注文住宅にあたるでしょうか。

これは、コーポラティブハウスの体験記です。読んでみると、本当に手間をかけて建てているというのもよく分かりますし、その分満足度が高いということもよく分かりました。またコーディネートしている会社も草分け的な会社ですので、とても上手にやっています。(コーポラティブハウスは、組合員同士でもめたりすることもあるようですから)

手間や時間はかかりますが、既製品では飽き足りない人や、強いこだわりを持つ人は、こういうのが良いのかもしれません。

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