専務の書評その三十三 11月8日 「地震と木造住宅」
今回は、地震と木造住宅という本です。
ここでいう木造住宅とは、戦前や江戸時代に建てられた様な木造住宅が地震に強いかどうか、という本です。
外国人が見ても、なぜ昔の日本の家は、耐震のことは全然考えていないのだろうと不思議がることがあります。
ここで言っているのは、とくに商店などは、通りに面して間口を広くして、お客さんが入りやすいようにしていますから、壁がありません。そうなると地震には、弱くなってしまうということでした。
また柱と柱の緊結を金物を使ってしたほうが良いとか、壁が地震に対して有効であるとかあります。
今の建物は、こういう経験を踏まえて造られています。軸組みといっても、いまは、外壁を耐力壁で囲うので、壁工法の要素も取り入れている部分もあります。
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