専務の書評その二十 3月22日 「CPMのすべて」

今回はCPMのすべてという本です。これは、アメリカの住宅建設(ホームビルダーといいます)の協会が出した工期管理の本を翻訳したものです。

最近はどうか知りませんが、昔は、よくアメリカの住宅産業と日本とを比べて、日本は、効率が悪いということを言われていたようです。効率がわるいから住宅価格が高いという議論は、今でもあります。

ただ、それに対して、アメリカの住宅は、間取りがパターン化されているので、(百年前の間取りも今の間取りもあまり変わりがないそうです)、効率化できているのだという点もあるそうですが、日本の家は、敷地も制約があるなかで、建てるので、アメリカのままいかないのでは、ということもあります。

この本は、アメリカの工程管理を紹介している本で、CPMはCritical path methodという方法でした。それぞれの工程を結びつけて、次の工程をはじめるためには、どの工程が終わっていなければいけないかを見えるようにする方法です(僕の理解が正しければですが)。最近流行の言葉で言えば、見える化ということでしょうか。

うちの会社も、工期管理はもちろんしていますし、現場監督の頭には、こういう図が描かれているのですが、実際に紙に落としこんでみるというのも大切で、参考にしていこうと思いました。

 

 

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