専務の書評その十五 2月6日 「大工棟梁の知恵袋」

今回は、「大工棟梁の知恵袋」という本で、大工さんが書いた本です。

大工さんから見ると、やはり昔の家の方がよいみたいですね。「家は夏を以って旨とすべし」という言葉があるように、風通しのよい家というのが結局は、柱などの構造体にやさしいようです。

また木のことや使い方、軒が少なくなったことや、換気のことなど、大工さんならではの考えがあります。とくに、雨漏りや地盤からの湿気のことなどはいろいろと意見があるようです。

屋根の勾配のことや屋根の配置のことなど、雨漏りのことを考えるとその通りだと思います。複雑な屋根はやりたくないですよね。

最近は、省エネが前面に出てきているので、高断熱、高気密の家というのが多くなってきました。それは、昔の日本の家とは違う考えになっているようです。

今の建売住宅もだいぶよくなってきていると思います。例えば、基礎の高さとか、ベタ基礎が多くなってきているとか、外壁について通気工法を採用しているなど、木にやさしいような仕様にはなってきています。

ただ、こういう昔ながらの知恵や意見などは、大切にしたいですね。

 

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